断熱化と健康寿命
こんにちは。
住宅ストック循環支援事業(エコリフォーム等の補助金制度)が始まっております。
住宅の断熱化が叫ばれる中、断熱リフォームをお考えの方には絶好の機会かと思われます。
先日、日経新聞に「断熱化と健康寿命」というタイトルで、エッセイスト岸本葉子さんのコラムが掲載されておりましたので転記させて頂きます。
住宅の断熱化の促進のため、国やところによっては自治体が、補助金を出していると聞く。
断熱化は健康寿命に関係するという記事も読んだ。
家の中の温度差は、血圧の急な変動をまねき、ヒートショックを起こす危険があるそうだ。
高齢者では、温度差の少ない方が活動量が増え、元気を保てると。
わかる気がする。
リフォーム前の自宅では、リビングから洗面所や寝室へ行くのに、一大決心が要った。
ことは健康、「電気代を気にしている場合ではない」と、歯みがきをする洗面所、寝室を暖めておくべく、エアコンを同時にかけると、ブレーカーが下りる。家庭用の電気容量としては大きい60アンペアにしても、同様だ。
浴室はタイルが冷たすぎ、爪先立って歩くほどで、それよりはマシと、寒風の中自転車をこぎ、スポーツジムの風呂へ入りにいっていた。
リフォームを決断したのも、昨冬感染性胃腸炎を患い、トイレでマッチ売りの少女のように震えながら「もうこんな思いをしたくない!」と身にしみたからである。
そして迎えたリフォーム後はじめての冬。
断熱材を壁と床に張り込み、二重サッシにした家で「家って、暖かいものだったのね」と知る。前はエアコンでいくら暖めても、窓や壁からどんどん逃げていたのだろう。
国の断熱化補助の目的に、省エネが掲げられているのが、うなずける。
今の問題は、家が暖かくて外へ出にくくなったこと。銭湯代わりでもあったスポーツジムは、行く回数が激減した。
健康のためには内外トータルでの活動量を維持しなければ。
断熱リフォームと言ってもなかなかピンとこない方が多いかと思いますが、ご自身やご家族の「健康寿命」を考えて、一度ご自宅の「寒さ対策」を考えてみるのも良いかもしれませんね。
店長